フリーランスエンジニアに転職するかどうかはデメリットを考慮して決めよう

最終更新日 2024年4月2日 by mounta

この記事は以下のような人におすすめです

・フリーでエンジニアとして働きたい
・フリーランスエンジニアのデメリットを知りたい
・フリーランスになりたい

近年、フリーランスという働き方が注目を集めており、IT企業で技術者として勤務している人がフリーランスエンジニアとしてひとり歩きをはじめることは珍しくありません。
フリーランスは、労働時間に縛りがないこと、仕事場所に制約が無いこと、経費を自分自身で決めて使えること、子育てや介護に参加しやすいことなど様々なメリットがあります。
しかし、どのような物事にもメリットがある一方で、デメリットもいくつかあるものです。

収入が安定しない

フリーランスエンジニアの最大のデメリットは、収入が安定しないことです。
企業に勤めていれば、解雇されない限り一定以上の収入が保証されますが、フリーランスになると自分で仕事を得てくる必要があります。
当然、仕事がなければい収入がなく、状況が長引けば生活が苦しくなっていきます。
この不安定な状況は、複数の取引先を抱えたり、保守案件を多く引き受けることで改善できる可能性があるので、スキルのある人は試してみましょう。

社会的な信用が低下する

社会生活を営む者としての面から見ると、社会的な信用が低下することもデメリットの一つです。
企業に勤めていた頃なら、よほどのことが無い限り、高額の物やサービスを購入するためにローンを組むために受ける与信審査や、賃貸住宅の入居審査は通るものですが、フリーランスになるとこのような審査は明らかに通りにくくなります。
審査を通過するためには、十分な実績と安定した収入はもちろん、将来の仕事の見通しが明るいことが書面などで示せなければなりません。

知識やスキルを習得する機会を失う

上司や同僚からのサポートが一切無くなることで、知識やスキルを習得する機会を失う点もデメリットです。
フリーランスエンジニアになった後は、知識やスキルを高めるためにはイベントやセミナーに積極的に参加しなければなりません。
一般的に、自由な時間が増える分、知識や技能の習得に時間を使いやすいといわれているフリーランスエンジニアですが、抱える案件や状況によっては企業に勤めていた頃より自由がなくなる可能性もあります。

社会保険や税金に関する負担が増える

社会保険や税金に関する負担が増えるのも、エンジニアがフリーランスになる際に注意が必要な点の一つです。
個人事業主は、公的保険制度の保険料を自分で負担しなければなりません。
税金についても、確定申告や納税の手続きを原則自分自身で行う必要があります。
日本の租税・社会保障負担率は年々高まってきており、生活レベルを維持していくためには相応の努力が必要になります。

まとめ

フリーランスエンジニアのデメリットは、この他にもあります。
フリーランスとして働くかどうかは、負の面もきちんと見つめた上で決めましょう。